内容説明
本書に収めた論文は、すべて、森綜合法律事務所のメンバーが金融法実務の中で遭遇した諸々のテーマのうち、個別案件を超えて実務一般にとって意義があると思われる課題について論じたものである。本書に収めた論文は、金融取引のホットな、しかも、いわば未踏の法律問題に挑戦し、紹介の域を超えて、倒産法のレベルまで問題を掘り下げ、実務の進むべき方向を模索し、また先行した実務を法理論的に基礎づけようと試みたものである。
目次
第1章 決済情報の電子化
第2章 金融資産の流動化
第3章 デリバティブ取引の倒産法的検討
第4章 保険会社の金融をめぐる問題