内容説明
本書では、何故アメリカでは訴訟が多いのかをここ数十年間のアメリカの司法制度をめぐる変遷にスポットを当てながら概観し、アメリカの裁判制度を特にディスカヴァリと陪審制度に重点を置いて解説した後、国際訴訟戦略についても検討している。更に最近アメリカが特に力を入れている知的財産権保護のための有力手段である通商法337条手続の概要も加えた。
目次
序章 日本企業はどうすれば米国の訴訟で勝てるか―「リティゲーション・マネジャー」の有用性
第1章 日米裁判制度の比較
第2章 アメリカの裁判の担い手
第3章 訴訟の開始
第4章 ディスカヴァリ
第5章 隣人による裁判―陪審制の理想と現実
第6章 知的財産権侵害製品の通関阻止―通商法337条手続
第7章 国際訴訟戦略
第8章 代替的紛争解決手段(ADR)
終章 具体的な処方箋