内容説明
本書は、人間での情報処理の特性とメカニズムについて、感覚(視聴触)から運動までを、一冊にまとめている。具体的には、情報処理を支えるハードウェアとしての脳の構造、神経細胞および神経回路網のモデル、視覚・聴覚・触覚のハードウェアとしての神経回路およびソフトウェアとしての知覚特性、視覚・聴覚・触覚の共通点と相違点、および筋骨格系の構造と運動制御のための神経回路について、生理学的、心理学的、工学的知見を簡潔にまとめている。
目次
1 生体における情報処理
2 脳
3 神経細胞と神経回路網
4 視覚系の構成(神経回路)
5 視覚系の機能(視覚心理)
6 聴覚系の構成(神経回路)
7 聴覚系の機能(聴覚心理)
8 触覚系の構成と機能
9 感覚系の共通点と相互作用
10 運動系と運動制御
著者等紹介
杉江昇[スギエノボル]
工学博士。1957年名古屋大学卒業。’57年通産省電子技術総合研究所入所。’79年名古屋大学教授。’94年名城大学教授、現在に至る
大西昇[オオニシノボル]
工学博士。1975年名古屋大学修士課程修了。’75年労災リハビリテーションセンター研究員。’86年名古屋大学講師、’94年同大学教授、現在に至る
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