「主婦の気分」マーケティング―「商品づくり」「売場づくり」の新しい価値観

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  • サイズ B6判/ページ数 223p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784785504632
  • NDC分類 675.2
  • Cコード C0063

出版社内容情報

人気雑誌「月刊MART」編集長が直に見た普通の主婦が“消費を動かす”驚きのダイナミズム。

内容説明

人気雑誌「月刊Mart」編集長が直に見た、普通の主婦が「消費を動かす」驚きのダイナミズム。

目次

第1章 主婦は「気分」で買い物をする(「そもそも主婦に見られたくないんですけど」;「家事は苦痛。だからかわいい雑貨で気分を上げるんです」 ほか)
第2章 主婦は「ママ友コミュニティ」で買物をする(ママ友との買物は時間も出費も楽しさも倍増する;情報をシェアして気分を共有するコストコのお買物 ほか)
第3章 Mart読者たちの「ヒット&ブーム」(一年で17万個売れた「スーホルムカフェ」のバッグ;読者の発想から生まれた「Mart流“おもてなしポッキー”」 ほか)
第4章 主婦たちの「気分」のインサイト(主婦の心理を知らずして売れる仕組みはわからない;「もっと違うラー油を」―とは言わなかったMart読者たち ほか)
第5章 「気分」の共有が市場を変えていく(いままで曖昧に捉えられていた中間層の存在;買い手市場で展開される主婦たちの「二次創作」 ほか)

著者等紹介

大給近憲[オギュウチカノリ]
月刊Mart編集長。1960年群馬県生まれ。1984年光文社入社。『CLASSY.』の創刊に立ち合い、16年間在籍。その後『女性自身』に異動。01年に仕掛けたムック『ビーズ・ニュース』は、累計250万部の大ヒットとなった。03年より『Mart』の創刊準備を開始。04年より創刊編集長となり、現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

☆ゆう☆

72
市場を動かすたくさんのヒントを持っているのは主婦たちであると、よく耳にする。その主婦の価値観は機能性とかお得感で解釈できるものではない。かといって、質の良いもの、本格的なものであれば認められるかというと、そうでもない。きちんとリアリティをもって実感できるかというものを求めているとのこと。私たちはそのニーズに応えるためは、最初に仮説を立ててリサーチはしないこと。「主婦はこういうものだ」と固定概念に囚われず、消費者インサイトを柔軟に受け入れることが大切である。ものをつくる側は主婦に試されているのかもしれない。2015/04/14

きゅー

7
ライフスタイル誌「Mart」編集長が、主婦へのインタビューや過去の成功事例をもとに、「主婦の気分」がマーケットを大きく左右することを提示している。正直、Martの対象読者の主婦とは性格が合わなそうだし苦手。こういう陽キャがトレンドを動かすんだなというのが第一印象。という感情論は置いといて、マーケティングの観点から見ると面白い一冊。例えば、ガーリックフレーバーの商品が売れた際のインタビューで、ガーリックという名前がついているとおしゃれ。だけど、にんにくという名前だと臭い感じがするという。2023/06/16

Yoshie S

6
このにも「かわいい!」の文化が。主婦というかママの最近のスタンダードはダウニー、コストコなど、まさに思い当たることばかり。売り手側と消費者で選択権を持ってる主婦たちのニーズがズレてるのも、売場の縦割り的な様子も腑に落ちる。麹ではなく糀の例は身に覚えあり。しかも麹が苦手というところまで。さすがMart。しっかり掴んでるなー。2016/04/04

ミュンヘン

4
Mart編集長の、消費者への寄り添い感がハンパない。仕事視点でみると本当にお見事の一言。しかしいったん同じ主婦として見ると、読みすすめるほど疎外感が募る。中学でキラキラ女子グループに入れないし入りたくない気分を思い出す。あと「日常がやりきれないからせめてカワイイモノを目に入れたい」って話が繰り返し出てくるんだけど、「そんなに主婦って、抑圧されてるのかよ」と言いたい…。「気分」をつかんで製品を作成するのも大変だなぁ。ニンニクがダメでガーリックがOKって感覚、わからんでもないけど…なぜかため息が出る。2014/05/03

Shogo Koike

4
家の嫁さんもこの本に出てくる主婦の方と、ほぼ同じ行動と考え方をしていて、世の中の消費のど真ん中にいる事を再認識しました。 マーケティング以外の仕事をしてる人にも是非読んで共感してもらいたいと思う一冊です。 内容も読みやすく、小一時間で読めるのも◎2014/03/24

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