内容説明
小売業は、平和産業であり、人間産業であり、地域産業である。そのために“変え”続けた、ひとりの商人の記録。ひとりの経営者の記憶。創業者・岡田卓也、十の物語、十の原則。
目次
第1章 店舗―「建物」が多いだけで「店」は少ない
第2章 基本―「バランスシート」を根幹にすえよ
第3章 競争―どんな店にもできないことを行う
第4章 挑戦―「絶対不利」は「絶対有利」に通ずる
第5章 立志―小売業の地位を上げる気概を持て
第6章 変革―企業の成長は合併の歴史である
第7章 利益―上げに儲けるな、下げに儲けよ
第8章 暖簾―見えないものにこそ価値がある
第9章 商売―やり方を考えて考えて考え抜く
第10章 共生―地域の一員として社会貢献する
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Michio Kubota
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岡田氏の考えがコンパクトにまとまった一冊。商売の心得が書かれていて参考になる部分を幾つかある。が、永遠ならざるものを永遠足らしめる日本の文化を愛する私にとってはチョロチョロ変わる姿はあまり好きではない。2016/05/02
Shem
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内容が薄い。自叙伝的な内容。2014/04/26
無職のhkmaro
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イオンの創業者の本。注目に値する家訓は、「大黒柱に車を付けよ」というもの。岡田は店を絶えず移動させ続け、ニーズのない店はスクラップにしてきたと堂々と述べる。「コンパクトシティ」派からは「焼畑農業」と非難される商売のやり方である。しかし、商人のフィロソフィーとしてはこのやり方は圧倒的に正しい。むしろ「焼畑農業」は、生活者としての消費者のニーズに無慈悲なほどに寄り添った結果である。未だ日本社会に残る士農工商を破壊せよと述べる岡田の口振りはアナーキストの風情すらある。商店街にこれに匹敵する強度の思想はあるか。2014/03/03
もぐもぐ!
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読みやすい2013/08/05
nkaz
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小売業は平和産業であり人間産業である。平和であればこそ小売業を営むことができ、小売業の繁栄こそが平和の象徴であるというイオンの理念を学べます。2012/10/28