内容説明
フードサービス産業が30年の歴史を重ねて到達したところは、市場条件からいうと市場の成熟段階である。21世紀のフードサービス業は、ここからスタートする。従って、21世紀に勝ち残っていくためには、企業の在り方を総点検して新しい競争環境に対応し得る戦略を構想するとともに、予測される市場環境の変化への対応に先んじて着手していくことが必要条件である。本書は21世紀のフードサービス業に不可欠な戦略課題を10に絞り込んで問題提起し、具体的な戦略構築の方法を提案したものである。
目次
序章 フードサービス・これまでの30年とこれからの30年
第1章 環境問題対応に先制する
第2章 オーガニック・有機食材革命を推進する
第3章 インフォメーションテクノロジー(IT=情報技術)を活用して構造改革する
第4章 変化に即応できる市場分析手法を確立する
第5章 ローコスト&ハイバリューを実現するシステムを構築する
第6章 バリアフリーの店舗とサービスをつくる
第7章 調理イノベーションを核に新業態を開発する
第8章 ダイエティシャン・マーケティングを修得する
第9章 ホームミール・リプレイスメント(HMR)とミール・ソリューション(MS)のポジショニングを得る
第10章 米国フードサービスのニューウエーブに学ぶ
終章 フードサービスビジネスの科学的分解と再構成