ポピュラー・サイエンス
プロメテウスの贈りもの―暮らしのなかの熱

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  • サイズ B6判/ページ数 172p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784785387471
  • NDC分類 426
  • Cコード C0050

目次

第1章 物を伝わる熱
第2章 流れが伝える熱
第3章 熱が生む流れ
第4章 蒸発と乾燥
第5章 液体を蒸気に変える―沸騰
第6章 蒸気を液体に戻す―凝縮
第7章 低温における伝熱―凍結と融解
第8章 電磁波で伝わる熱

著者等紹介

相原利雄[アイハラトシオ]
1933年東京生れ。1958年東北大学機械工学科卒業。1966年東北大学高速力学研究所(現、流体科学研究所)助教授。1976年東北大学流体科学研究所教授。1997年東北大学名誉教授。対流熱伝達、熱交換器、空気調和、混相流の熱伝達、超伝導磁石の熱的安定性などを研究。日本伝熱学会会長、日本機械学会理事、空気調和衛生工学会理事、実験伝熱世界連合副議長、第4回日米熱工学合同会議議長、国際熱物質伝達センター科学審議会委員などを歴任。工学博士
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感想・レビュー

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まじぇすた

4
副題の通り、熱に関する現象とそれらを取り囲む道具の合理性を具体例を挙げて易しく説明している。とにかく話題や小話が豊富で良い。鍋の素材と形状やパスタのアルデンテから粉塵爆発などの料理に関することや、各国の住居に見られる工夫では特に障子の有効性に驚いた。また、ポンポン船、エアコン、宇宙船などの技術や火災の怖さも理解できた。まだまだたくさんある。具体的な数値と実効性重視の文章はまさに工学者が書いた本である。本文と無関係な花の挿絵と呪文のように繰り返される著者の本の宣伝が残念な感じだがそれはご愛嬌ということで。2015/02/12

たい

0
熱移動の関係する現象を理論的に説明できるようになりたいけど、特に対流の関係する現象は、身近なわりには何が起きているのかすら把握しづらい。そんな理由からこの本を手に取った。この本では主に対流が引き起こすいろいろな身近な現象を理論的に説明しているので、現象への観察眼を養うはじめの一歩には丁度良かったと思う。文章は面白くないけど、身の回りの現象を理解できたときの喜びは得られそうだ。2012/04/27

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