内容説明
「光とは何だろうか」そのもの自体は誰でも知っていながら、改めて質問されると専門家でも答えられないものです。まだわかっていないことが多いからです。それは、光量子(フォトン)の本質を探ることにほかなりません。そのために、本書では「粒子と波動」をキーワードにして書いてみました。それで、光の本質と現代物理の最前線が、また大部分の応用がわかると考えたからです。古典的な光学は本書のなかで大部分説明しましたので、光に関する総合解説としても利用できます。そして、光に関係する知識がどんなに新しい局面を拓きつつあるかを知って下さい。
目次
1章 光とは何だろうか
2章 量子力学と光
3章 再び・光とは何だろうか
4章 光を測る
5章 光をつくる―レーザー光通信
6章 光と生命
7章 光波の限界を超えて
8章 光量子の限界を超えて
9章 光と宇宙