内容説明
筆者として三訂版にぜひ書き足したかったのは、ゲノム科学の進展である。とくに、21世紀の始まりを象徴するヒトゲノム・プロジェクトの完成は、本書のような入門書でもできるだけ早く紹介すべきテーマである。そんなわけで、「囲み記事」を含めて、第9章の記述の更新にとくに力を注いだ。ゲノム科学の進展は生物科学の枠組みにも大きな影響を与えつつある。そのことを念頭に置いて、第1章にもかなりの程度変更を加えた。
目次
生物と生物科学
生物の歴史
生物の多様性
生物のつくり
生物のはたらき(細胞のいとなみ;個体のいとなみ)
生物の殖えかた
生物の個体と集団
生物としての人間
著者等紹介
石川統[イシカワハジメ]
1940年(昭和15)東京都に生まれる。1963年(昭和38)東京大学理学部生物学科卒業。現在、放送大学教授、東京大学名誉教授・理学博士
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