内容説明
現代の生物学は、多方面にわたって進展しており、その内容もしだいにぼう大になりつつある。それで、限られた時間で、生物学のすべてを学ぶことは困難になっている。このことを考慮して、現代の生物学を、分子、細胞、個体の三つのレベルに立って、それぞれの観点でまとめてみようと試みることになった。本書はその一つの細胞を中心とした生物学である。
目次
1 生物体の成り立ち(生命の単位;細胞の構造と機能 ほか)
2 生物の活動とエネルギー(物質代謝とエネルギー代謝;光合成 ほか)
3 生物体の調節(神経による調節;ホルモンによる調節 ほか)
4 生物の連続性(性と生殖;発生と分化 ほか)
5 生物の変遷(生命の起源;進化の道筋 ほか)
著者等紹介
太田次郎[オオタジロウ]
1925年(大正14年)神奈川県出身、旧制浦和高校、東京大学理学部植物学科卒業、東京大学理学部大学院特別研究生、お茶の水女子大学講師、助教授、教授を経て、お茶の水女子大学名誉教授、1992年から97年までお茶の水女子大学学長、1998年より江戸川大学学長。理博
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