内容説明
本書では、身のまわりの自然環境汚染と地球環境問題の現状は、環境を学ぶ以上は必要不可欠であるから、これらのすべてを収録した。これらを説明するためのデータは可能な限り、最新のものとし、主として平成12年版環境白書に依った。数式や化学構造式の使用は最小限にとどめ、文系の学生でも抵抗なく環境を学べるよう心がけた。法文経や家政系、福祉系などの学生、および各種専門学校、看護専門学校などの学生のために。
目次
第1編 人間環境学の基礎(環境とは;環境と福祉の接点―環境基本法と憲法;公害対策基本法から環境基本法へ;衣環境;住環境;食環境―食品添加物と食品汚染物質;人口と環境)
第2編 環境汚染の発生と対策(大気汚染;酸性雨;水環境の保全;土壌環境の現状と対策;騒音・振動・悪臭)
第3編 近年の環境問題と人間生活(地球の温暖化;フロンとオゾン層の破壊;森林の減少と砂漠化;放射線汚染;ダイオキシン;環境ホルモン;遺伝子組換え食品;廃棄物とリサイクル対策)
著者等紹介
遠山益[トオヤマススム]
1930年生まれ。1954年東京教育大学(現筑波大学)理学部卒業。1962年東京教育大学大学院博士課程修了理学博士。1974年お茶の水女子大学理学部助教授を経て教授。1996年同大学停年退官、お茶の水女子大学名誉教授。1998年聖学院大学教授
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