内容説明
「スピン化学」には「磁場で化学現象が変わるか」と「有機化合物で磁石は作れないだろうか」を主題としたものの二つの流れがある。本書は、両者の流れを大学の教養レベルの化学を学んだ読者が、自らの興味や大学院の進路検討のためにも読めるようにまとめたもので、「化学結合論再入門」として読むことも出来るよう配慮されている。
目次
第1章 宇宙は磁石でいっぱい?
第2章 スピン化学のための量子力学―酸素分子は磁石
第3章 磁場で化学反応を変える―エネルギーではかなわないけれど
第4章 磁気共鳴現象―スピンは語る
第5章 有機化合物で磁石を作る―鉄でなくとも磁石はできる
著者等紹介
坂口喜生[サカグチヨシオ]
東京大学理学部化学科卒、同大学大学院修士・博士課程修了。日本学術振興会奨励研究員、特殊法人理化学研究所研究員などを経て、独立行政法人理化学研究所川合表面化学研究室副主任研究員、埼玉大学大学院理工学研究科客員教授。理学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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