内容説明
本書は、これ1冊で物理化学の各領域で用いられている基本的な数学を、化学、材料科学系の学生(初心者)が手っ取り早く使いこなせるように意図されたものである。したがって多くの基本定理の証明は数学書に譲り、定理の使い方、それの意味する物理的内容に記述の重点が置かれている。
目次
第1章 行列と行列式(行列式;基底と次元 ほか)
第2章 微分と微分方程式(微分;テイラー展開 ほか)
第3章 ベクトル解析(ベクトルの基礎;ベクトルの微分 ほか)
第4章 固有値と固有関数(オブザーバブルとエルミート演算子;ディラックのデルタ関数 ほか)
第5章 複素関数(複素数の基本的な性質;複素関数の微分 ほか)
著者等紹介
藤川高志[フジカワタカシ]
東京大学理学部卒、同大学大学院を経て学術振興会博士研究員、横浜国立大学工学部講師、助教授を経て、現在、千葉大学大学院自然科学研究科教授、理学博士
朝倉清高[アサクラキヨタカ]
東京大学理学部卒、同大学大学院を経て東京大学理学部化学教室助手、講師、東京大学理学部スペクトル化学研究センター助教授を経て、現在、北海道大学触媒化学研究センター教授、理学博士
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。