内容説明
バイオテクノロジーがまさに全盛である今日、学生諸君の中には、「化学が大好きだけど、バイオも勉強してみたい。でも、一体全体どうやって勉強したらよいのだろう?」と思っている人が多いのではないだろうか?言うまでもなく、これからの時代には、化学を主専攻とする人でも、バイオに関する最低限の知識は必要であろう。本書は、そのような諸君に、化学的な視点からバイオを理解してもらうと同時に、「化学とバイオが合体したら、どんなすばらしいことができるのか?」を実感してもらうことを主眼として書いたものである。
目次
生物有機化学とは
タンパク質の構造と機能
核酸
バイオテクノロジー
生体反応のエネルギー源:ATP
触媒作用の基礎
酵素の構造と機能
代表的な酵素(α‐キモトリプシン)の作用機構
補酵素
分子内反応と分子内触媒作用
複数の官能基の協同触媒作用
人工ホスト
人工酵素
著者等紹介
小宮山真[コミヤママコト]
1947年宇都宮市に生まれる。1970年東京大学工学部工業化学科卒業。1975年同博士課程修了。1975‐1979年米国ノースウエスタン大学博士研究員。1979年東京大学工学部助手。1987年筑波大学物質工学系助教授。1991年東京大学工学部教授。2000年東京大学先端科学技術研究センター教授。現在に至る
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