出版社内容情報
《内容》 看護系・医療系大学・短大・専門学校向けの教科書・参考書。堅苦しさを避けた初歩からの平明な説明と各章末に設けられた演習問題(各10題ずつ)によって、この分野の学生に必須な化学の基本が的確に身につくように工夫された内容になっている。本書はまた、生化学・薬理学などの学習に必要な基礎知識を提供する役も目指している。 学生の理解しにくい点や誤解しやすいところなどに力点をおき、また化学実験の基礎操作方の章を設けるなど、著者の看護系学生の教育の体験が随所に生かされた入門書。 《目次》 目次第1章 原子・元素および化合物 1・1 物質の基本的粒子…6 1・2 原子量・分子量と同位体…7 1・3 物質の量の表わし方…8 1・4 原子の構造…10 1・5 元素の周期律…15 1・6 元素の化学的性質…17 1・7 元素の性質と核外電子…18 1・8 化学結合…21 1・9 単体と化合物…26第2章 物質の存在状態 2・1 物質の三態…29 2・2 気体…29 2・3 液体…36 2・4 固体…45 2・5 混合物…49第3章 水と溶液 3・1 水の性質…62 3・2 水溶液…67 3・3 水溶液の性質…71 3・4 生命と水…77第4章 化学反応エネルギー 4・1 化学反応の速さ・・・81 4・2 可逆反応と化学平衡・・・87 4・3 化学反応とエネルギーの関係・・・89 4・4 熱化学・・・92第5章 酸と塩基 5・1 酸とは何か,塩基とは何か・・・99 5・2 水の解離とpH・・・107 5・3 弱酸・弱塩基と解離定数・・・110 5・4 塩の加水分解と緩衝溶液・・・114 5・5 酸・塩基の濃度測定・・・116 5・6 食品の酸性とアルカリ性・・・118 5・7 生理と酸性・アルカリ性・・・121第6章 酸化と還元 6・1 酸化・還元の定義・・・126 6・2 酸化・還元電位と自由エネルギー・・・128 6・3 生体内での酸化と還元・・・130 6・4 体の外での酸化・還元・・・131第7章 無機化合物の世界 7・1 酸素と酸化物・・・134 7・2 希ガス元素・・・138 7・3 水素・・・139 7・4 水素の化合物・・・140 7・5 アルカリ金属元素・・・141 7・6 アルカリ土類金属元素・・・142 7・7 塩素とハロゲン・・・143 7・8 硫黄・・・144 7・9 窒素・・・145 7・10 リン・・・146 7・11 炭素・・・147 7・12 生体に重要な他の元素・・・149 7・13 毒性を示す元素類・・・149第8章 有機化学の第一歩 8・1 構造式を読む・・・153 8・2 有機化合物を分類する・・・155 8・3 分子の形・・・158 8・4 構造異性体と立体異性体・・・162 8・5 フィッシャー投影式とD-体,L-体・・・167 8・6 反応の拠点 官能基・・・170 8・7 いくつかの官能基の働き・・・171第9章 糖質,脂質,タンパク質および核酸の基礎知識 9・1 糖質・・・178 9・2 脂質・・・186 9・3 アミノ酸とタンパク質・・・192 9・4 核酸・・・199第10章 基本的な実験操作 10・1 実験をするに当たっての諸注意・・・204 10・2 実験で使用する器具・・・205 10・3 ガスバーナーの使用法・・・209 10・4 液体の測り方・・・211 10・5 濾過・・・213 10・6 遠心分離・・・214 10・7 天秤・・・216 10・8 pHメーター・・・217 10・9 分光光度計・・・221 10・10 試薬の保管法と溶液の作り方・・・223
目次
第1章 原子・元素および化合物
第2章 物質の存在状態
第3章 水と液液
第4章 化学反応とエネルギー
第5章 酸と塩基
第6章 酸化と還元
第7章 無機化合物の世界
第8章 有機化学の第一歩
第9章 糖質、脂質、タンパク質および核酸の基礎知識
第10章 基本的な実験操作