目次
1 超伝導とは何か
2 統計力学の復習と超伝導の現象論
3 BCS理論
4 高温超伝導
5 電子相関と超伝導
6 様々な物質における超伝導
7 超流動と量子ホール効果
8 課題と展望
著者等紹介
青木秀夫[アオキヒデオ]
1950年東京都生まれ。1973年東京工業大学理学部物理学科卒業。1978年東京大学大学院理学系研究科物理学専攻博士課程修了、理学博士、東京大学理学部助手。1980年~1982年英国ケンブリッジ大学キャヴェンディッシュ研究所客員研究員。1984年筑波大学物質工学系講師。1986年東京大学理学部助教授。1998年東京大学大学院理学系研究科教授。専攻は物性物理学理論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Germanene
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入門の入門から最近のトピックまで。説明は駆け足気味だが、最後の「課題と展望」を書きたいがためにあえて最低限に絞った、という印象。地道な学習に向いた本ではない。2013/11/16
Hirotsugu Fujii
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地に足の着いた形で、「超伝導」の本質をわかりたい!と思って手に取ってみたが、そのようなお手軽な本は無いのであった。基礎から高温超伝導の当時の現状、ボース凝縮まで、駆け足で解説。大学の集中講義のような雰囲気。ゲージ対称性の破れが本質であるというのだが、一方で、局所ゲージ対称性は破れないということとの関係が、恥ずかしながら、わからない。ゲージ対称性を議論した南部さんの論文は難しいし。やはり、本格的な教科書を一度通読するべきなのだろう。2022/01/08