内容説明
本書は、物理系学科の大学生が、自力で最後まで読みこなせる力学の教科書を念頭に置いて書かれたものである。力学はいうまでもなく物理学、ひいては自然科学の中で最も基本的な学問である。したがって、その応用としての工学・医学など我々の生活と直結した学問分野においても、その基盤を提供しているのは力学であるといえる。本書では、運動の記述、運動の法則から、質点系・剛体の力学まで、多くの例題を交えながら論じており、力学の基礎知識および応用力を効率的に修得できる。
目次
第1章 座標とベクトル
第2章 運動の法則と力
第3章 簡単な運動
第4章 仕事とエネルギー
第5章 中心力と角運動量保存則
第6章 非慣性系と相対的な運動
第7章 質点系の運動と保存則
第8章 剛体の運動
第9章 剛体の一般的な回転運動
著者等紹介
白石清[シライシキヨシ]
1960年東京都生まれ。1987年東京都立大学(現・首都大学東京)大学院理学研究科博士課程修了。理学博士。1991年9月~1993年3月秋田短期大学(現・ノースアジア大学)商経科専任講師。1993年4月~1996年3月秋田経済法科大学秋田短期大学商経科助教授。1996年4月~2003年3月山口大学理学部自然情報科学科助教授。2003年4月~2006年3月山口大学理学部自然情報科学科教授。2006年4月~山口大学大学院理工学研究科教授(改組による)。専攻、素粒子理論、重力理論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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