内容説明
本書では、数学を抽象的にではなく具体的な問題に即して把握し、具体例にもとづいた推論によって、数学的表現に含まれる意味が直観的につかめるようにした。数学を孤立した体系としてではなく、物理科学や関連分野の他の科目と関係づけ、通常の物理数学の教科書では説明されていない違った見方をとり入れている。直交多項式の章は、ベクトル空間との関連から直交多項式の構成を行うという現代的な扱いをした。
目次
７ 偏微分方程式
８ 複素関数
９ ベクトル空間と行列
１０ 直交多項式
１１ 常微分方程式の安定性
著者等紹介
中山恒義［ナカヤマツネヨシ］
１９６８年北海道大学工学部応用物理学科卒業。１９７３年同大学院博士課程修了。１９８６年北海道大学工学部応用物理学科教授。現在北海道大学大学院工学研究科量子物理工学専攻教授。工学博士。アメリカ物理学会フェロー、英国物理学会フェロー
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