内容説明
大学初年級で学ぶ物理学のなかでとりわけ難物とされる電磁気学を、少しでもわかりやすいようにと考えて懇切丁寧に書かれた教科・参考書である。そのために図も理解しやすいように工夫をこらし、数多く入れた。また、随所に即答できるような小問を配し、電磁場になじみ、イメージを作るのに役立つよう編まれている。姉妹書、基礎演習シリーズ「電磁気学」(同時刊)との併用によりなお一層の理解の助けとなろう。章末のコラムも興味深い。
目次
静電場
導体
誘電体
定常電流
静磁場
電磁誘導
電磁波
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かとう あき
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広く浅く。読みやすかった。残りは専門書でやってくれと暗に示していたのでいいのではないでしょうか。2013/11/06
ゆうき
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この参考書のだいたいの部分は読んだので、コメントする。この本は真空の電磁気のみならず、物質中の電磁気までカバーしようとしているが、どちらも中途半端という感が否めない。電磁気の大事な部分を全部盛り込もうとしたことで、一つ一つの重要な部分の説明が疎かになってしまっているという印象も受ける。まあ、いずれにせよ私にとっては読みにくく、あまり為にならない本だった。因みに同著者が岩波書店から「物質の電磁気学」という本を出しているが、この本は物質中の電磁気に特化していて良いと思う。2009/08/03
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