内容説明
モーツァルトの音楽は、一般愛好家の耳を楽しませる一方、専門家をその技術で驚愕させるという。著者はこれを教科書執筆の際の範としている。初学者にとって理解しやすい一方、専門家までもが目を見張る水準まで定式化の美しさ、証明の切れ味を磨きぬく。(序文より)
目次
第1章 バナッハ空間とヒルベルト空間
第2章 有界作用素
第3章 共役空間
第4章 閉作用素
第5章 一様有界性原理・開写像定理・閉グラフ定理
第6章 弱位相・汎弱位相
第7章 レゾルベントとスペクトル
第8章 フレドホルム作用素
付録A 集合・線形代数・距離空間
付録B ルベーグ積分論摘要
付録C 問の略解
著者等紹介
吉田伸生[ヨシダノブオ]
1966年京都府生まれ。1988年京都大学理学部数学科卒業、1991年京都大学大学院理学研究科博士後期課程(数学専攻)中退、京都大学博士(理学)。現在、名古屋大学大学院多元数理科学研究科教授。専門は確率論。2005年度(第4回)日本数学会解析学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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