近代「出版者」の誕生―西欧文明の知的装置

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  • サイズ A5判/ページ数 354p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784785201418
  • NDC分類 023.3
  • Cコード C3000

内容説明

初期の印刷業者が、ただやたらに印刷しまくっても商売にならないと覚ったとき、「出版者」が誕生した。彼ら「出版者」の活躍によって16世紀出版業は、資本主義経済の先端産業となった。箕輪出版学の大胆な挑戦。全5冊完結。

目次

第1章 近代「出版者」の誕生(万里横行の四人;ウエストミンスターのキャクストン;ロンドンのウオルデ;ニュールンベルクのコーベルガー;アントウェルペンのプランタン;四人のトポロジィ)
第2部 出版史断章(トマス・クリード:エリザベス時代の印刷家;ビブリオポーラの系譜;近代出版産業の成立と解体)

著者等紹介

箕輪成男[ミノワシゲオ]
東京大学出版会元専務理事。国際連合大学を経て現在、神奈川大学名誉教授。元・日本出版学会会長、現在、名誉会長。初代・国際学術出版協会会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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うえ

7
「16世紀最初の10年代に最も多くの印刷所を擁していたのがニュールンベルクであったが、続く宗教改革の時代にはケルン、シュトラスブルクが優勢を示し、世紀の中頃にはニュールンベルクがふたたび勢いを取戻している…以後のシュトラスブルクの地位の低下はフランクフルトにとって代わられたもので…大市の存在が大きかった。一方ヴィッテンベルクはルター派の出版の中心として栄えたが、それ以外の領域では弱かった…強固なカトリック都市であったケルンが宗教改革期にもよく勢力を維持したのは、宗教書以外の出版が多かったためである」2021/10/20

akuragitatata

0
えっせい。2023/11/14

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