出版社内容情報
一般的なアメリカ人のライフスタイルに合わせて設計されている文化的に改革された北米の住宅、ユーソニアン・ハウスを10例紹介。
内容説明
フランク・ロイド・ライトがその長いキャリアを通じて挑戦した建築上の課題のひとつは、安価な住宅を、それもより高価な住宅の質に迫るものをいかに供給出来るかということだった。その解答がユーソニアン・ハウスであった。“ユーソニアン・ハウス”とは、彼自身がアメリカ合衆国のためにつくり出した言葉である。本書は、ライト自身が、平均的なアメリカ人のライフ・スタイルに合わせて設計した進歩的な10棟あまりの住宅を紹介している。
目次
ユーソニアン・ハウスに共通な特徴
インテリア
ジェイコブズ邸
ハナ邸(蜂の巣住宅)
ポープ‐レデイ邸
ゲッシュ‐ウィンクラー邸
アフレック邸
パーマー邸
ジンマーマン邸
レイズリー邸
ロバート・ルウェリン・ライト邸
トレーシー邸
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kaoriction@本読み&感想リハビリ中
13
『火山のふもとで』を貸していた友達から返却時にオマケで借りた。『火山のふもとで』の世界観が、目で見て楽しめる。本書は、ライトが平均的なアメリカ人のライフ・スタイルに合わせて設計した進歩的な10棟あまりの住宅を紹介。森林に囲まれた住宅、フラットな部屋には暖炉があり、壁面には作り付けの書棚に本がズラリ。そんな家で1日を、生涯を過ごせたら、何も言うことはないな。憧れの住宅の数々。読書人憧れの家。アメリカンスタイルで目の保養と夢を見た後に思う。果たして、こういう「平均的なジャパニーズスタイル」はあるのだろか、と。2014/08/13
Chihoish
2
プレーリー・ハウスからまた更に進化した、水平線と家具調度がたまらない。こんな家に一度でいいから住んでみたい(熱烈)2018/03/09