感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
317
ル・コルビュジエがレマン湖畔に両親+犬一匹のために設計し、建てた床面積54㎡の文字通り「小さな家」。普通は先に立地があるのだろうが、この家に関しては設計が先。両親が老後を過ごす上で、理想的な建物を構想し、然るべき後にそれに相応しい土地を探したのである。家の窓からレマン湖まではわずか4m。敷地面積は300㎡。風光明媚を絵に描いたような所。外観はコルビュジエらしく、いたってシンプル。何よりも機能重視である。後半には、その後の補修も語られているし、コルビュジエ自身のデッサンも。小さな本だが、まさに充実した内容。2024/07/04
コットン
62
コルビュジエが隠居する両親の家を作品化する課程を80ぺージにまとめたもの。設計するときの彼の着眼点がみれて面白い。後半に彼の軽妙なデザイン画も掲載!2018/03/15
meg
34
ル・コルビュジエの本は初読。とても興味深い。貴重なデッサンや散文的なユーモア溢れた文章に感銘を受けた。良い本。2024/06/10
ビイーン
33
建築にウンザリしてきたので再読した。何度読んでも素晴らしい。リフレッシュできたし、気持ちを切り替えて進んで行こう。2021/09/13
ビイーン
32
最近、日々の仕事であたふたしている。何となく、この本を読み返したくなった。小さな建築物なのだが、コルビジェの設計における思考の深さに気付く。2021/02/23