出版社内容情報
《内容》 改訂第2版で、計100問にボリュームアップして内容を更に充実。医事法制の全体像が納得できる。身近な事例の中に潜む法的問題が明瞭になり、「転ばぬ先の杖」となる一冊。 《目次》 第1章 診療義務Q1 電話による無診察治療Q2 自宅での診療Q3 強制採尿令状と医師の応諾義務Q4 応招義務の内容Q5 時間外診療拒止の法的責任Q6 満床を理由に救急患者を異性病室へ収容することは許されるかQ7 検案応招(需)義務の存否Q8 病院転送時における救急車への医師添乗第2章 診療行為と医療事故Q9 診療行為と委任Q10 回診の法的義務Q11 医師の自己診療Q12 病院長を解任できるのは誰かQ13 非医師が「院長」を名乗れるかQ14 管理者の職務権限と開設者の責任Q15 管理者の事故責任Q16 在宅医療・訪問看護の事故責任Q17 医薬品事故と医師の注意義務Q18 患者側の暴力・いやがらせへの対応Q19 患者の事情・素因と医療事故責任Q20 妊婦の子宮破裂と医師の責任Q21 麻酔医と麻酔事故Q22 緊急輸血の際の交差適合試験の省略Q23 性転換手術への対応Q24 インスリン自己注射の代行Q25 生保社医の採血と医療法Q26 無免許医業で処罰された最近の判例Q27 予防接種裁判上の白木四原則Q28 予防接種の医師間免責協定Q29 医師の過失・因果関係の認定はどのようにしてなされるかQ30 損害賠償の対象となる過失とは何かQ31 医療過誤における損害賠償金の算定基準Q32 交通事故における損害賠償金の算定基準Q33 医療過誤訴訟における過失の推定Q34 医療過誤の消滅時効Q35 家族による乳幼児へのエピネフリン注射Q36 クロスマッチテストの判定ミスと医師の責任Q37 コンタクトレンズ販売と無許可医業Q38 救急車による死者搬送Q39 保護者の付添いがない小学生への診療の可否第3章 患者の同意Q40 手術同意書の意義Q41 手術同意書と証明問題Q42 意識不明患者手術時の手術同意書の取扱いQ43 同一印による手術同意書Q44 癌の告知と家族の同意Q45 インフォームド・コンセントに関する最高裁判決Q46 強制退院の可否Q47 患者の身体拘束Q48 治療法選択における患者の判断能力第4章 診療記録類の取扱いQ49 法的証拠としての診療録の意義Q50 診療記録類の保存期間Q51 勤務医のカルテ不正使用Q52 点滴等指示のカルテ不記載と責任Q53 看護記録の作成・記載内容の法的根拠Q54 X線写真の貸し出しQ55 廃院時の診療記録類の取扱いQ56 処方箋の交付が必要とされない具体的ケースとはQ57 保険証不携行の旅行者と診療費の扱いQ58 引取人のいない患者遺体の埋葬Q59 診療記録類の開示請求第5章 診断書の取扱いQ60 競技参加と健康診断Q61 無理な診断書の作成Q62 院長名義の診断書作成Q63 病名虚偽記載の問題Q64 死亡診断書と死体検案書Q65 市立病院勤務医の診断書手数料の取扱いQ66 保険金請求のための書類に対する文書料の請求Q67 出生証明書の虚偽記載Q68 診断書の有効期間第6章 守秘義務Q69 診断書交付と秘密漏泄Q70 弁護士による病歴照会Q71 損保会社からの電話照会Q72 守秘義務と警察への通報Q73 死者のプライバシーQ74 健康診断と守秘義務Q75 電算機に入力された個人の医療情報の保護Q76 刑法134条以外の守秘義務Q77 インターネット上の症例開示と守秘義務第7章 医療従事者Q78 看護という言葉の法律上の定義はあるのかQ79 看護部長・総婦長の職制Q80 非医師による血圧測定Q81 看護婦による動脈注射Q82 看護婦の静脈注射をめぐる判決と行政解釈の効力の優劣Q83 看護婦によるツ反応検査Q84 助産婦による医療行為Q85 保健婦による保健指導Q86 看護婦等のX線撮影Q87 保健婦の証言拒絶権Q88 臨床検査技師の採血行為Q89 医業類似行為への事務職員の関与Q90 眼底写真検査を行える医療関係職種Q91 看護婦の訪問先居宅での医行為Q92 衛生検査所における病理組織診断と医療法Q93 ボランティアによる看護・介護の法的問題第8章 倫 理Q94 死体からのペースメーカー摘出の適法性Q95 植物状態患者に対する栄養補給中断Q96 安楽死への対応Q97 法律上の死の定義Q98 胎児組織の取扱いQ99 入院保証金の上限Q100 患者からの金品の贈与