内容説明
手の外傷は、初療の良し悪しにより最終的なゴールが大きく変わってしまう。また日常、外来手術でよく行われるばね指の手術やドケルバン病の手術などは、コツや注意点をよく認識していれば思わぬ落し穴に陥ることを未然に防ぐことができる。本書には、このような診断と治療のポイントが随所に盛り込まれている。
目次
電気鋸で左示指を受傷した40歳男性
電気鋸で左手前腕を受傷した49歳男性
左環指のDIP関節屈曲困難と握力低下を訴える32歳男性
右手指の伸展障害を生じた44歳女性
ラグビーで受傷後、右示指DIP関節に変形、疼痛を訴える17歳男子高校生
転倒後、右手関節にに疼痛と腫脹を訴える70歳女性
オートバイで転倒後、右手関節橈側部に腫脹と圧痛を訴える26歳男性
右手関節部に運動時痛と可動域制限を訴える26歳男性
右手関節部に運動時痛と可動域制限を訴える17歳男子高校生
左手関節痛を訴えて来院したゴルフ好きの40歳男性〔ほか〕
著者等紹介
堀内行雄[ホリウチユキオ]
川崎市立川崎病院整形外科部長。慶応義塾大学医学部客員助教授。1973年慶応義塾大学医学部卒業、同整形外科助手。1984年医学博士取得。1985年同大学病院整形外科医長。1987年東京専売病院整形外科部長。1992年慶応義塾大学医学部専任講師。1993年同大学病院中央手術副部長。1995年スウェーデンルンド大学留学(8~10月)。1999年慶応義塾大学医学部助教授。1999年現職。日本手の外科学会評議員、東日本手の外科研究会運営委員、日本末梢神経学会評議員、末梢神経を語る会幹事
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