出版社内容情報
《内容》 プライマリ・ケアの視点から,老人病学全般にわたる診断・治療の実際を概説。医療経済学的な立場からの提言に加え,告知・生前遺言や尊厳死の問題等,現代医療が直面している種々の問題を取り上げており,これらの問題に関する「先進国」アメリカとの比較の中で,わが国の医療の将来像を把握することができる。 《目次》 第1章 老人病の症状と診断 老化・老衰による生理機能低下 問診は症状を詳細に確かめること,他第2章 老人病の治療 高血圧症の減塩食と薬物療法の進歩 高脂血症の低脂肪酸食と薬物療法 骨粗鬆症の老齢者骨折への影響,他第3章 QOLの改善とアメニティ 要介護老人と老人施設 老齢期における精神病対策 老齢期のQOLの維持について,他第4章 ターミナルケアについて インフォームドコンセントと知る権利 癌の告知と治療法の選択 末期患者のホスピスケアについて 心肺蘇生術禁止とリビングウィル 安楽死と医師の自殺幇助について
内容説明
本書では老人を診療する医師のもつべきフィロソフィーから基礎的老人生理学が解説された上で、老人患者の具体的診療のサイエンスと、老人を扱う医師としてのアートが具体的に書かれてある。
目次
1 老人病の症状と診断
2 老人病の治療
3 QOLの改善とアメニティ
4 ターミナルケアについて



