内容説明
「一歩進んだ」グラム染色の指南書。
目次
第1章 グラム染色による病態把握(喀痰グラム染色の見方;市中肺炎 ほか)
第2章 グラム陽性菌(ブドウ球菌;肺炎球菌 ほか)
第3章 グラム陰性菌(肺炎桿菌;インフルエンザ菌 ほか)
第4章 その他の細菌、真菌(マイコプラズマ;抗酸菌 ほか)
著者等紹介
山本剛[ヤマモトゴウ]
神戸市立医療センター中央市民病院臨床検査技術部。神戸大学大学院医学系研究科修了(感染疫学・感染症分野専攻)。西神戸医療センターを経て2018年より現職。臨床検査技師、認定臨床微生物検査技師/ICMT、保健学修士。人気ブログ「グラム染色道場」主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Iwata Kentaro
1
献本御礼。 本書の特徴はなんと言っても喀痰に絞っているところ。つまり、「この菌はこんなに見える」という一般的なアトラス=写真集ではなく、グラム染色を臨床的にどう使うか、のみに絞っているのが特徴です。髄液とか尿だと、グラム染色はデジタルな検査で「見えるか、見えないか」なんです、基本(例外はありますが)。しかし、喀痰は「見える、でどう解釈する?」という極めて臨床的な検体です。そこを意識することで、本書がなぜ特別な本なのかが、分かるのです。2019/01/18
とある内科医
0
グラム染色から読み取るStory。これぞ、プロ。2021/02/08