内容説明
プライマリケアでは、健常と異常の間にいる方々が多く受診します。そういった方々に漢方薬を使ってちょっと下支えしてあげて、異常の方へ転がっていくのを防ぐ。曖昧な精神症状に対して、すぐに抗うつ薬や抗不安薬を使うのではなく、まずは漢方薬といくばくかの精神療法を…。そんな想いから“メンタル漢方”というタイトルにしました。漢方薬は驚くほどの効果を示すことがあります。その的中をもっと広げられたら、より多くの患者さんが楽になるはずです。そのために、一緒に学んでいきましょう。
目次
第0章 まずは知ることから本書の構成
第1章 無理せず学ぶ基礎理論
第2章 処方の意味を知る生薬の働き
第3章 プライマリケアで診る精神症状の診かた
第4章 患者さんを支えるメンタル漢方
著者等紹介
宮内倫也[ミヤウチトモヤ]
精神科医。2009年新潟大学医学部医学科卒業。名古屋大学医学部附属病院で初期研修を行い、2011年より名古屋大学医学部附属病院精神科。2013年より名古屋大学大学院、刈谷病院勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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M.O.
16
(再読) なかなか納得いくような、思ったような処方をしてくださる先生が出現しないため、勉強のために再読。 先生に突っ込んで質問するためにはこちらも勉強しておかねばならない(いやな患者かも知れないが)。 先に読んだ漢方の井齋先生いわく「患者は自分で治す意識を持つこと!医者は単なる応援団長!」そのためにも知識を持っておくことは必要。 しかし漢方は飲んでみないと分からないところも多い...が基本はやはり血流を良くする、水分調整、である。2021/06/08
M.O.
5
参考にして自分で漢方を飲んでみようと思う。漢方は奥が深い....2019/08/21