感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
りん
6
会社(病院)の人に借りた。死が目前に迫る人に対してどうあればいいのか、論理的に書いてあってわかりやすかった。2024/01/20
norimakitarako
1
緩和ケアにおけるTotal Painの1つ、スピリチュアルペイン。「存在(価値)と意味の消滅」による痛みとされるが、それはいったいなんなのか?認識論や現象学の視点から、そして村田理論に基づいてスピリチュアルケアについて考察し、その後スピリチュアルケアの実践について語られる。理解~実行までわかりやすくもりだくさんな良書。2015/07/24
OHモリ
1
●表題の通り「苦しむ患者さんから逃げない!」覚悟というか良心が基本だと思いますが、それだけではすまないのでなんとかするためのガイドブックにしようと書かれた本だと思います。 ○スピリチュアルペインは「存在と意味の消滅から生じる苦痛」ととらえる ●何となくわかる、自分がうつっぽくなるときの気分とたぶん通じている? ○「穏やかである」と認識するための確信成立条件(3つの概念)=1.時間存在(将来の夢)2.関係存在(支えとなる関係) 3.自律存在(自己決定できる自由)・・・・キモ ○「苦しんでいる人は、苦し2013/06/27
LeoChristine
0
緩和ケアを学ぶ人だけでなく、患者さんとコミュニケーションをとる人みんなに勧めたい一冊。「穏やかである」ための3つの柱、時間存在・関係存在・自律存在など、村田理論が非常にわかりやすくまとめられていて概念を理解するのにぴったり。また、著者の先生が会話ログをつけて「良い聴き手であるか」を振り返る過程は、尊敬を感じると共にとても勉強になります。2022/06/12