内容説明
かれらとの出会いの火花が、Kの実存に光をあてる。愛と革命に青春の墓標をきざんだ奥浩平。個に死して類に生きる本多延嘉。『無知の涙』を贖罪の書とした永山則夫。
目次
第1部 君と話しておきたかったこと(家族;さまよう少年;通過儀礼;活動家がうまれる)
第2部 レクイエムが流れて(Kは闘い、人に出会う;工場に降りたK;Kの処遇は二級に;パロルまたは非戦宣言;脱藩;それから)
著者等紹介
川口顕[カワグチアキラ]
1943年8月、東京都品川区に生まれる。都立小山台高校を経て、横浜市立大学文理学部に入学、奥浩平と出会う。’65年奥浩平の自殺から’75年本多延嘉暗殺までの10年間、革共同全国委員会の常任として活動した。そのうち未決・懲役刑を合わせ約5年間は獄中にあった。’79年組織を離脱し、数年の潜伏後、広告代理店を設立し以後20年間、広告ディレクターとして仕事をした(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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