転回点としての〈現代〉を問う<br> 「三・一一以後」の世界と〈市民社会の弁証法〉の行方

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転回点としての〈現代〉を問う
「三・一一以後」の世界と〈市民社会の弁証法〉の行方

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  • サイズ B5判/ページ数 688p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784784528219
  • NDC分類 134.9
  • Cコード C0030

出版社内容情報

【内容紹介】
 著者のライフワーク、『転回点としての<現代>を問う』(全五巻)の第一巻。
 著者の青年期は、第一次羽田闘争から佐世保・王子闘争、新宿騒乱闘争や東大・日大闘争を頂点とする全共闘運動が展開された激動の時代だった。自らもその渦中に身を投じた体験が、その後の著者の原点となったが、それは平坦な道ではなかった。人生の終盤を迎えつつある著者が、<1968年>の激動を体験した世代が今何を考え、後の世代に何を託そうとするかを伝えている。

 21世紀は、2002年9・11いわゆる「同時多発テロ」と2011年3・11東日本大震災という、暴力と破局をはらんだ二つの象徴的出来事によって始まった。
 そこでは、あるべき世界を構想し実現するための努力や、それを妨げる制度・秩序に対する反抗が、決して当たり前のことではなくなったという問題が浮かび上がってきた。マネー資本主義と、自由・人権・民主主義を無視する強権と極右ポピュリズムとの野合に、SNSなど電子情報ネットワークの持つ巨大な支配力が加わった。
 カネや権力への欲望をむき出しにすることが「ホンネ」として賞賛される一方、理想を掲げることや、他者に対して寛容・謙譲の態度をとること、弱いものや虐げられているものに対して共感・共苦の思いを抱くことが、「タテマエ」や「偽善」として、侮蔑と憎しみの的にされる倒錯した事態が生まれている。
 冷戦終焉後、危機に対して立ち向かう思想や理論が無力となり、批判力に富んだ人文・社会科学の遺産がないがしろにされている問題にも目を向ける。

 ここから著者は、マルクス主義思想・理論を軸とする人文・社会科学の批判力の再生を目ざす。
 近代思想においてもっともラディカルな批判者としてふるまった三人の思想家、カール・マルクス、フリードリヒ・ニーチェ、テオドーア・W・アドルノの検討・検証を通して、産業資本主義と国民国家体制が誕生した19世紀、戦争と革命の世紀としての20世紀、そして暴力と破局の21世紀と続く近代以降の歴史をたどり直し、〈転回点を迎えつつある現代〉における新たな思想・理論の可能性を追求する。


【目次】

プロローグ 転回点、あるいは近代の終焉へ
Ⅰ.序説   ──近代市民社会の論理
Ⅱ.アドルノ ──啓蒙のパラドックス
 〔補論〕アドルノのヴァーグナー論から見えてくるもの
Ⅲ.マルクス ──資本の支配
 〔補論〕アルセチュールとフロイト・ラカン
      ──伊吹浩一『はじまりの哲学 アルセチュールとラカン』をめぐって
Ⅲ.ニーチェ ──〈近代〉の解体
 〔補論第一章〕解釈と系譜学
 〔補論第二章〕ニヒリズム