内容説明
「政官人」は「政官語」で国民をマインド・コントロール。その社会言語学的考察。
目次
第1講 言語と認知と論理的思考―コトバを変えると考え方感じ方が変わる
第2講 「お上」に弱い日本人の思惟思考
第3講 政治言語のレトリックとロジック
第4講 騙しの政官語「言い逃れ」
第5講 政治言語が歪めるコミュニケーション―「お上」の世論操作
第6講 体制翼賛する言語教育
第7講 体制翼賛プロパガンダ
第8講 底流する体制受容の思潮
第9講 新型コロナ期の日本語と思惟思考
第10講 政治言語はマインド・コントロール
著者等紹介
佐々木健悦[ササキケンエツ]
言語ジャーナリスト。1947年、宮城県志田郡三本木町(現・大崎市三本木)に生まれる。東京外国語大学モンゴル語学科を卒業、同大ロシア語学科に学士入学在籍、その後、千葉県下の高校で英語教員。2008年3月退職。同年4月からモンゴル国の大学で、約一年間、日本語教師を務めた。その後、ウランバートル市の『モンソダル』社でモンゴル語日本語辞典の編纂に携わった。2010年7月からモンゴル国営モンツァメ通信社に勤務し、日本語週刊紙『モンゴル通信』の編集翻訳と日本語監修に従事、2012年8月退職。「消される記憶遺産―モンゴル抑留吉村隊『暁に祈る』事件」で第7回石橋湛山平和賞を受賞。専門はモンゴル近現代史と社会言語学。言語ジャーナリスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。