内容説明
スターリンによって暗殺されたトロツキー、ファシスト政権に囚われ獄死したグラムシ。現代世界の変革への展望を切り拓くために、20世紀の卓越したこの2人の革命家の理論・思想・革命戦略の相互補完性を検証する。
目次
第1章 ヘゲモニーと永続革命
第2章 トロツキーとグラムシの交差点―1923~24年初頭の手紙を中心に
第3章 グラムシはトロツキーを非難したのか?―ある「前書き」の謎
第4章 トロツキーの永続革命論とグラムシの受動的革命論
第5章 ロシア・マルクス主義とヘゲモニーの系譜学―ある神話への批判
第6章 ホブズボームのグラムシ論を批判的に読む―補助線としてのトロツキーとロシア革命
補論1 マルクス・エンゲルスにおける「ヘゲモニー」使用例
補論2 レーニンにおける「ヘゲモニー」使用例
著者等紹介
森田成也[モリタセイヤ]
大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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