内容説明
現代日本の通史をふまえた、焦眉の課題の分析。日本経済社会の足跡をたどり、その上で各論として、景気変動の構造、少子高齢化と人口、労働と格差、エネルギーと原発にかんする問題の4つに絞って分析した。
目次
第1部 経済社会の史的展開(日本経済の軌跡―日本経済の歩みとこれから;アメリカ発金融危機と日本経済―2008年危機とその後)
第2部 諸問題の構造的分析(景気循環とその構造(経済成長と景気循環―デフレーションと短期循環;「いざなみ景気」と「アベノミクス景気」―第14循環と第16循環を考える)
少子高齢化と人口(高齢化社会論の批判的検討―日本は本当に高齢化社会なのか;少子高齢化化社会論の実相―少子高齢化は如何なる意味で危機なのか)
労働と格差(階層構造の実態と変容―階層秩序化する日本社会;労働と格差の現状と課題―労働者をめぐる状況と格差)
エネルギーと原子力発電(脱原発とエネルギー―3.11東日本大震災をふまえ自然エネルギー革命へ;原子力発電の闇―原発と軍事をめぐる実像))
著者等紹介
田中史郎[タナカシロウ]
1951年、新潟市生まれ。宮城学院女子大学教授、経済学博士。専門は、経済理論、日本経済論。新潟大学理学部物理学科卒業、信州大学人文学部経済学科卒業、東京経済大学大学院経済学研究科博士課程修了。秋田経済法科大学などを経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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