目次
前編 戦中・戦後の青年たちの軌跡(日本型経済の仕組とその崩壊―山田盛太郎『日本資本主義分析』;資本主義の構造変動;日本精神による近代批判とそれへの反批判;「市民社会青年」による新たな資本主義認識と政治主体の探求)
後編 市民社会の経済学の成立(内田義彦の戦中の模索;戦後の歩み;『経済学の生誕』―スミスとマルクス)
著者等紹介
野沢敏治[ノザワトシハル]
1944年、長野県に生まれる。松本深志高校をへて1964年に名古屋大学経済学部に入学する。1974年に同学部の助手に採用され、76年に小樽商科大学に講師として赴任し、中途で助教授になる。82年に千葉大学法経学部に移籍し、89年に同学部教授となり、2010年に退職する。この間、環境と人権にかかわる幾つかの住民運動に学ぶとともに、1989年に京都大学に学位論文「スミス経済学研究」を提出して博士号を得る。92年~93年にはスコットランドに留学してスミス研究をさらに進めるとともに、イギリス連合王国の歴史と社会・国家の特質について見聞を深める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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