内容説明
2011年3月11日の東日本大震災・東京電力福島原子力発電所の惨事から、戦後70年を迎えた2015年、9月19日の自民・公明連立政権による安保法制の強行採決にいたる約5年間の、日本における政治的焦点をめぐる「観照」を集大成した。憲法を破壊し戦争ができる国家へと進む安倍晋三政権とそれに抗議する市民の抵抗の記録でもある。
目次
第1部 2010~2011年(普天間基地打開と日米交渉―菅直人・新政権の試金石に;「非核三原則」堅持し、実践を―核抑止の幻想を断ち切れ ほか)
第2部 2012年(「大阪維新の会」勝利の波紋?―民主主義に挑戦的な言動を危惧;福島県の「帰還困難」地域住民が2万5000人 ほか)
第3部 2013年(ベアテ・シロタ・ゴードン女史の死に思う―平和憲法に盛り込まれた「国民主権」の意義;原発13基に、電源盤ショートの危険 ほか)
第4部 2014年(安倍首相の靖国参拝に各国の日本批判強まる;絶対多数が武器…独断的な自民党の危うさ ほか)
第5部 2015年(書評「戦争報道論」(永井浩著)―「戦争報道」の在り方を問う力作
“ドイツの良心”ワイツゼッカーの名言 ほか)
著者等紹介
池田龍夫[イケダタツオ]
ジャーナリスト・日本記者クラブ会員。1930年生まれ。1953年毎日新聞東京本社入社、新潟支局・社会部を経て整理本部へ。整理本部長・中部本社編集局長・新聞研究室長・紙面審査委員長などを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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