内容説明
サイバー空間の支配をめぐる国家間の争いは、21世紀に入って覇権争奪の主戦場になっている。サイバー空間とリアル空間が融合する時代を迎えて、国家の果たす役割に変化がみえると同時に、「テック・ジャイアンツ」と呼ばれる超国家企業の力が急速に拡大している。BigDataおよびGigMathからなるBigOtherが「神の目」をもつ存在として登場した。いま世界中で起きているIT(情報技術)をめぐる最新情報にかかわる議論の動向を解明する。
目次
序章 技術と権力―サイバー空間と国家権力
第1章 米国
第2章 ロシア
第3章 中国
第4章 日本
終章 歴史的位相を問う
著者等紹介
塩原俊彦[シオバラトシヒコ]
高知大学大学院准教授。学術博士。元朝日新聞モスクワ特派員。21世紀龍馬会代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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