内容説明
1965年の日韓条約締結にいたる交渉過程について、韓国の議論をリードする7人の研究者が、先行研究を踏まえて多角的に迫る新たな論考集である。『歴史認識から見た戦後日韓関係』(吉澤文寿編著)の姉妹編。
目次
第1章 日韓関係の定立と仮定立―ジョン・フォスター・ダレスの信念
第2章 日韓間歴史論争の構造化―戦後国際情勢の動向と対韓請求権主張論理の形成
第3章 初期日韓会談における両国交渉戦略の再検討一九五一‐一九五三―予備会談から第三次会談の決裂まで
第4章 日韓会談中断期における大村収容所問題に対する日本政府の対応
第5章 日韓会談における文化財返還交渉についての再検討
第6章 日韓大陸棚協定の外交史的考察と未解決課題―東アジア海洋ガバナンスの構築に向けて
第7章 徴用問題の再照明―韓日会談、文書公開と立法処理、大法院の判決とその後
著者等紹介
吉澤文寿[ヨシザワフミトシ]
2006年4月より新潟国際情報大学情報文化学部助教授、2014年4月より同国際学部教授、専門は朝鮮現代史、日朝関係史、日韓国交正常化交渉研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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