評伝 孫基禎―スポーツは国境を越えて心をつなぐ

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評伝 孫基禎―スポーツは国境を越えて心をつなぐ

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  • サイズ B6判/ページ数 158p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784784515691
  • NDC分類 782.3
  • Cコード C0030

内容説明

1936年ナチス政権が開催したベルリンオリンピック。日本代表としてマラソン競技に出場し、金メダルを獲得した孫基禎。その波瀾にみちた生涯とスポーツに託した夢に迫るドキュメンタリー。東京五輪に向けた必読の書。

目次

プロローグ オリンピズムと孫基禎
第1部 孫基禎の歩んだ道(生い立ち;マラソンランナーへの道;ベルリンオリンピックを目指して;一九三六年ベルリン;失意の表彰式;植民地支配の朝鮮における漢詩と弾圧;祖国の解放とスポーツに生きる決意;メダル独占のボストンマラソン;朝鮮戦争の教訓;世界へのまなざし;かなった夢と死出の旅)
第2部 蘇る孫基禎の人とスポーツ哲学(孫基禎を偲んで;夢の彼方に)
エピローグ 歴史事実と日韓の相互理解
資料編(オリンピズムの根本原則;スポーツと平和、オリンピズム 珠玉の言葉)

著者等紹介

寺島善一[テラシマゼンイチ]
1945年名古屋市生まれ。1968年東京教育大学卒。名古屋学院大学助手・講師。1974年明治大学専任講師。1979年明治大学助教授。1982年~1983年英国Brunel University(元West London Institute of Higher Education)客員研究員。1984年明治大学教授。1998年、2006年英国St.Mary’s University客員教授。2016年明治大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

マカロニ マカロン

15
個人の感想です:B。オリンピック男子マラソンに日本は1912年金栗四三選手が初参加。それ以来110年以上経ち、公式記録としては1968年と1992年の銀メダルが最高位だ。しかし1936年ベルリンオリンピックで日本の植民地となっていた韓国のソン・キジョン(孫基禎)選手が金メダルを取った(3位も韓国人選手)。表彰台でオリーブの木で胸に付けた日の丸を隠し、うつむいている(国旗掲揚台を見ないため)写真が印象的だ。現在はソン選手の国籍は韓国に書き替えられている。本書には日本大使館や五輪役員の執拗な妨害が書かれている2024/09/16

鈴木拓

15
1936年のベルリンオリンピックで、日本人としてマラソンを走って優勝した孫基禎(ソンキジョン)氏。日本が朝鮮を植民地としていた時代、朝鮮人でありながら、日の丸を胸に走った五輪であった。孫基禎氏の優勝がどのように捉えられ、同氏がどのような困難に直面したのか、そしてそれを乗り越えて日韓両国に貢献してきたか、そのことは決して忘れてはならないだろう。本書で残念なのは、著者が自らの反日思想に孫基禎氏を紐づけようとしているように感じられるところだが、そのことが孫基禎氏の功績を傷つけることはあるまい。2022/04/20

鈴木 千春

4
1936年植民地時代の朝鮮人、孫基禎は、日本代表選手として、ベルリンオリンピックのマラソンに出場して、金メダルを獲得した。 だが、表彰台での俯いて日章旗を隠した写真等々の問題で、帰国すると、数々の問題に囲まれる。 戦中の一番辛かった記憶は「日本兵の志願者をつのる事」を強いられて、朝鮮中を講演してまわった事。 しかし、戦後は、韓国スポーツ界に貢献して、日韓のスポーツ交流に尽力した。 「スポーツは世界の共通語であり、国境を越えて人びとの心を繋ぐ。それは国際連帯を深め、平和な世界を創る」

Momoko

2
このような選手がいたことを知らなかった。歴史の事実を知ることはとても大事なことだと思った。スポーツマン精神、オリンピズムを体現した1人の人生を多くの人が知るべきだし、私たちは皆地球に生まれた友人なのだという、差別のない世界への大きな足がかりになってほしい。彼の生きた道はこれから生きる人類に大きな意味のある歴史であり、それをこうして記録として残してくれた著者に心から感謝します。2020/08/05

Hideichi Sekiya

2
日本統治下の朝鮮で生まれ日本人としてベルリンオリンピックの男子マラソンで金メダルを取った孫さん、金メダルを取ったことのうれしさと朝鮮人でなく日本人とされたことのくやしさ、、、 日本人からは差別や弾圧を受けたり、同胞である朝鮮人(韓国人)からは民族の誇りと言われた裏で売国奴と罵られたことも、、、それでも晩年にはソウルオリンピックや男子サッカーの日韓合同でのワールドカップ開催にも尽力される、、、素晴らしい(*_*; 2019/06/30

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