目次
第1部 権利の思想史(アリストテレスの権利論―『政治学』第3巻を中心に;古代ローマにおける市民権と自由;トマス・アクィナスにおける私的所有権;ホッブズの権利論;ロックの権利論 ほか)
第2部 現代の権利論(現代リベラリズムにおける権利;権利の正当化―権利基底的道徳の議論から;民主主義と自由への権利;プロレタリアと想像力への権利;市民の権利 ほか)
著者等紹介
田上孝一[タガミコウイチ]
1967年東京生まれ。1989年法政大学文学部哲学科卒業。1991年立正大学大学院文学研究科哲学専攻修士課程修了。2000年博士(文学)(立正大学)。現在、立正大学非常勤講師・立正大学人文科学研究所研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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クラウド
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権利について様々な観点から論じている。 前半は思想史的アプローチで、歴史的に著名な哲学者や思想家などの理論を展開する。入門というだけあり理解しやすい章が多く、基礎的な部分から現代の議論への発展にもつながる部分がある。 後半は主旨を変え、現代社会において問題となるトピックから繰り広げられる。controversialな議題であり、読者にもその思考の必要性を投げかける。 個人的に4,5,6,10,13,14(それぞれホッブズ、ロック、ルソー、マルクス、アマルティア・セン、プロレタリアについて)章が好みだった。2024/03/01