内容説明
航路なき現代世界を読み解くための新たな歴史観の考察。
目次
序章 腐敗分析の視角
第1章 「神‐人間」関係
第2章 中国
第3章 日本
第4章 ヨーロッパ大陸
第5章 米国
終章 21世紀の腐敗問題
著者等紹介
塩原俊彦[シオバラトシヒコ]
高知大学大学院准教授。学術博士。元朝日新聞モスクワ特派員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ゲオルギオ・ハーン
23
うーん、タイトル詐欺な一冊だったかなぁ。著者は賄賂は悪いこと、なぜならみんなの意見が公平に反映されるはずの民主主義などの政治を一部の有力者の良いように変えてしまうから、ということであれこれ書いているんだけど、なんで中国、日本、欧州、アメリカしか調べてないのかな。東南アジアや中南米では賄賂が盛んだとよく話題に上がるけどその辺りは無視して良かったのかな。さらには扱った地域ですら官僚制の成立ちが大して調べられていない。肝心の歴史部分でさえも説明不足でちゃんと分かっているのか怪しい印象さえある。2021/10/14