国策と犠牲―原爆・原発そして現代医療のゆくえ

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  • サイズ B6判/ページ数 370p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784784515318
  • NDC分類 498.13
  • Cコード C0030

内容説明

戦中、戦後、連綿と続けられてきた医療政策や科学技術が、国のほんの一握りの人たちにとって有意義である一方、多くの人びとに多大な被害や被災をもたらすものであった。現在、国民に徹底して「犠牲」を強いる「国策」は、その規模や凶暴性を増して推進されようとしています。その連鎖の構図をどこかで断ち切らねば、今後、私たちの生命(いのち)や生活(くらし)は、ますます追いつめられていくのではないでしょうか。

目次

いま深くいのちをみつめる
1 福島原発事故と内部被曝(「低線量」放射線内部被曝と健康障害;若狭湾における反原発の闘い)
2 現代科学技術と先端医療(医療政策としての脳死・尊厳死―私たちはナチスを断罪できるのか;人体部品資源化・商品化のいま;子どもと臓器移植・原発事故・遺伝子診断―国策の犠牲者としての子どもたち;科学技術における「国策」と「犠牲」の連鎖の構図)
3 被爆地・長崎の戦後(長崎の医師・永井隆、秋月辰一郎のことなど―土山秀夫先生に聞く)

著者等紹介

山口研一郎[ヤマグチケンイチロウ]
1949年生まれ。医師(やまぐちクリニック)。現代医療を考える会代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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