内容説明
日本の植民地経営の実態とその戦後の変容。一八九五年の台湾領有から、一九四五年の敗北までの約半世紀間、日本は東アジア植民地帝国として、この地域の政治・経済・社会生活に大きな影響を与えてきた。日本植民地(朝鮮・台湾)、占領地域(満洲国・中国・南方地域)の経営史の総括と、それがいかに戦後に接続したかをさぐる。
目次
序章 「大東亜共栄圏」内の植民地
第1章 日本の植民地経営の諸段階
第2章 日本の植民地経営と企業―総力戦体制構築との関連で
第3章 日本の中国占領地経営と企業
第4章 太平洋戦争への道
第5章 日本の東南アジア占領地経営―労務政策を中心に
第6章 日本の東南アジア占領地経営―石原産業を中心に
第7章 日本の植民地経営と東アジアの戦後
著者等紹介
小林英夫[コバヤシヒデオ]
1943年生まれ。早稲田大学大学院アジア太平洋研究科教授。東京都立大学大学院社会科学研究科博士課程修了。文学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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