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内容説明
自己中心的な社会風潮を直に受ける学校現場のなかで教師(著者)に起きたアルコール依存症。断酒会参加を契機に自らの生死と直面することで信教を取り入れる一方、学術的研鑽を重ね「酒害対策」の必要性を訴えてきた。日本の飲酒文化が依存症をはじめ社会に及ぼす「酒害」の現実を体験者と教育者の立場から書き起こす。今日一日だけに全力を注ぎ続ける断酒半生記。
目次
プロローグ(変わり果てた日本人;私の人生を決定づけたもの ほか)
第1章 我がこころ石にあらず(祖父の負けじ魂;泥んこになって遊ぶ子どもたち ほか)
第2章 一杯の盃にいのちを賭けて(アルコール依存症者は奈良漬けみたいなものだ;例会に通えば、酒はやめつづけることができる ほか)
第3章 やってみなはれ!(問題が多発する困難校の毎日;毎日、家庭訪問に明け暮れる ほか)
終章 力になりあってこそ人の世(困難校から来た教師はからかわれる;進学校の生徒たちのおかしさ ほか)
著者等紹介
中本新一[ナカモトシンイチ]
1945年生まれ。博士(政策科学)(同志社大学)同志社大学を卒業後、高校に勤務。1983年2月に専門医(廣田豊博士)から、「完全なアルコール依存症」と診断され、同年3月から断酒会活動に就く。34年間の高校勤務をへて、2009年3月、日本のアルコール問題を大幅に減らす研究で同志社大学大学院博士課程を修了して、博士号を取得した。2013年3月、断酒歴30年を表彰され、同年8月には公衆衛生事業功労賞を奈良県知事より授与された(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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