内容説明
グローバルなシステムの歴史的な危機と混沌となかで、経済成長の神話と決別し、脱成長の豊かな社会を構想する。国境を越える民衆運動の同時代的課題を問い、閉塞した社会を変革する明日への航路をさぐる。
目次
第1部 脱成長の道へ(人口減少の下で経済成長は可能なのか;脱成長論の現在;何が論点か―脱成長の経済をめぐって;経済成長はいらない―脱成長の経済へ;成長幻想とバブルに酔うアベノミクス)
第2部 ポスト3・11の社会運動(現代世界の民衆運動―特徴と課題;日本における緑の党の誕生と課題;国家権力をとらない革命―社会はどうやって変えられるのか)
著者等紹介
白川真澄[シラカワマスミ]
1942年、京都市生まれ。京都大学大学院経済学研究科修士課程修了。60年安保闘争、ベトナム反戦闘争、三里塚闘争などの社会運動に関わりつづけ、90年代からは地域から政治を変える運動にも参加。フォーラム90s、ピープルズ・プラン研究所など在野の理論的ネットワークの活動に力を注いできた。現在、『季刊ピープルズ・プラン』編集長、「座標塾」(研究所テオリア)講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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