内容説明
東日本大震災直後いち早く救援支援活動をはじめたモンゴル国。この資源大国と日本は開発援助や投資・ビジネス、民間支援や友好親善で関係を深める一方で、原発輸出も進める。1989年末からの民主化運動、92年の新憲法施行からの民主化時代が直面する課題を現地取材と地元紙・先行研究を駆使して検証。日本との比較をおりまぜる著者持ち前の辛口時評で目からウロコの同時代史。
目次
第1章 政治の問題―問われる民主主義の成熟度
第2章 外交の問題―強大国と向き合うモンゴル外交
第3章 開発の問題―モンゴル国に原発は要らない
第4章 環境の問題―自然環境の保護と復旧
第5章 都市の問題
第6章 社会の問題
第7章 教育立国モンゴルの教育問題
第8章 文化の問題
第9章 ジャーナリズムの問題
著者等紹介
佐々木健悦[ササキケンエツ]
1947年宮城県生まれ。東京外国語大学モンゴル語学科卒業。2008年3月まで千葉県下の高校で英語教員。同年4月から6月までモンゴル国・オトゴンテンゲル大学人文学部東洋言語学科で日本語講座を担当、同年9月から同国のエルデム・ホトログチ外国語大学(現・国立人文大学ダルハン分校)に日本語講座を開設し、英語も担当。2010年4月からウランバートルの「モンソダル」出版社でモンゴル語・日本語辞典の編纂作業に従事。同年6月からモンゴル国営「モンツァメ」通信社で日本語週刊紙『モンゴル通信』の編集と日本語監修に携わった。2012年8月、「モンツァメ」社を退職。専門は、社会言語学とモンゴル近現代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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- 洋書
- Unraveller