目次
第1部 シンポジウム・現代中国政治に対する文化大革命の影響(現代中国政治に対する文化大革命の影響;文化大革命の「二重性」について;成功体験と失敗体験のあいだ―中国共産党の記憶;中国の「新左派」とは何か)
第2部 文化大革命の遺制と闘う(文化大革命の遺制と闘う;重慶事件における新左派の役割と現代中国リベラリズムの政治思想史的位置―汪暉と徐友漁の言説を中心に)
著者等紹介
徐友漁[ジョユウギョ]
1947年生まれ、元中国社会科学院哲学研究所研究員、言語哲学・社会政治哲学専攻
鈴木賢[スズキケン]
1960年生まれ、北海道大学大学院法学研究科教授、中国法・台湾法専攻
遠藤乾[エンドウケン]
1966年生まれ、北海道大学公共政策大学院教授、国際政治専攻
川島真[カワシマシン]
1968年生まれ、東京大学大学院総合文化研究科准教授、中国政治外交史専攻
石井知章[イシイトモアキ]
1960年生まれ、明治大学商学部教授、中国政治思想、中国労働運動専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ~ 1件/全1件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
メルセ・ひすい
1
国家中国共産党官憲の恐怖と人民解放軍の市民に対するガス抜き陽動作戦という肝心な点が著者たちの保身のため、恐怖のためか全く触れられていない。広義の意味で中国共産党の厖大な圧力を感じる。この書からも欧米なみの国に近づくのは100年単位のときがかかりそう。巷で共産党政権の崩壊予測を見かけるが、金が全ての現中国は崩壊しない。金の為に右も左もOKなのだ。市場経済の道を暴走し、全デモ禁止中国で反日ガス抜きデモだけ容認放置、文革扇動歌が推挙されたのか-。文革研究から現中国の体制から高感度評価されている?徐友漁の報告2013/05/15