内容説明
死者はわれわれに声に出して語っている。いや。死んだ者は黙っていない。レーニン時代のチェー・カーによる恐怖支配の実態。
目次
1 人質制度
2 「テロルが絡み合う」
3 血まみれの統計
4 内戦で
5 「階級的テロル」
6 チェー・カーの横暴
7 監獄と流刑
8 「誇りと名誉」
著者等紹介
メリグーノフ,セルゲイ・ペトローヴィッチ[メリグーノフ,セルゲイペトローヴィッチ][Мельгунов,С.П.]
1879~1956。モスクワ大学歴史文学部在学中に学生運動に参加し、同時に様々な雑誌の編集にも関わる。1907年以後、ナロードニキの流れをくむ人民社会主義(エヌエス)党員となる。十月政変後、いくつかの反ボリシェヴィキ闘争に関わり、チェー・カーによって再三逮捕される。1919年、「民主主義」をスローガンに発足した反ボリシェヴィキ組織「戦術センター」に参加した。20年に逮捕され、死刑判決を受ける(のち減刑)
梶川伸一[カジカワシンイチ]
1949年金沢市生まれ。文学博士。京都大学大学院博士後期課程(現代史)満期修了、現在、金沢大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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