内容説明
彼らは異国で何を思い死んでいったのか。20年をこえる現地取材が織りなす戦争と人間のドキュメンタリー。
目次
元陸軍兵長・出口良夫の軍葬
1 四つの肖像(マンゴーの墓標―元海軍軍属、藤田清;望郷―元陸軍伍長、土岐時治 ほか)
2 断章―残留元日本兵の戦争と戦後(懸賞金五千ギルダー―元憲兵軍曹、青山久一;遠い幻影 元陸軍軍属、宮本英重 ほか)
3 乙戸昇の生涯と福祉友の会(自由を求めて;岡田准尉の死 ほか)
4 最後の日本兵十二人の肖像(クブラン・ニッポン―無名戦士の墓;一旗あげようと思いました―元陸軍軍属、石黒小三 ほか)
著者等紹介
長洋弘[チョウヨウヒロ]
1947年埼玉県に生まれる。1968年谷川岳の山岳ガイド高波吾策に師事。1970年~79年スキー、子どもの写真展を各地で開催。1979年国際児童年記念写真展大賞受賞。1982年~85年インドネシア・ジャカルタに滞在。1991年~94年サウジアラビア・ジェッダに滞在。1995年「帰らなかった日本兵」で林忠彦賞受賞。2003年「こーらんの国から」で土門拳文化奨励賞受賞。2006年平成18年度社会貢献者表彰受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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