内容説明
縄文遺跡では人骨近くでイヌの骨が出る。現代のペット埋葬につながる動物観を、全国に建立される「動物塚」から考える。
目次
第1章 種類―10種に分類される動物塚。実験、犠牲、食用・素材、ペット…。見え隠れする自然観とは。
第2章 塚一覧―これまでの調査一覧。全国にはまだ沢山の塚がある。関心はつきません。
第3章 物語―動物塚には人間との関わりを示す興味深い物語が古くから残されています。
第4章 形式―時代によって形を変える動物塚。建立した人間の思いや立場がそこに関係しています。
第5章 写真―ここからは実際に写真で見てゆきましょう。足を運んで撮りためた動物塚の数々。
第6章 系譜―動物塚の源流は、縄文時代にまでさかのぼる。動物の死に対するオソレとケガレ。
第7章 外国での動物事情―世界の動物観は決して一様ではない。日本でもまた変化の兆しが現れている。
著者等紹介
依田賢太郎[ヨダケンタロウ]
1939年山梨県生まれ。東京理科大学理学部応用化学科卒業。京都大学工学博士。東洋紡績(株)総合研究所研究室長、同社研究総括部主幹、東洋紡アメリカ(株)上席副社長、スタンフォード大学客員研究員などを経て、1991年から東海大学開発工学部教授。専門は医用生体工学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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